旭川ひまわりの会について
若年性認知症ケアへの想いと活動エピソード
2005年(平成17年)5月にテレビ番組ではじめて若年性認知症専門のデイサービスの様子を拝見しました。
番組を見ていて、これはどのようなご病気の方々なのか最初はなかなか理解できず苦しみましたが、見ていくうちに今で言う若い方々の認知症の小集団であることが理解できました。
番組ではリーダーの方が昼食づくりを全員で考え、みんなで食材を買いに買い物へ行き、戻ってから調理をして出来上がった時には1時になっていましが、それでも皆さんで熱心に活動していました。そんな光景を目の当たりにしてから、いつか私は若年性認知症専門のデイサービスを経営してみたいと思うようになりました。
2010年11月、「北海道若年性認知症の人と家族の会(北海道ひまわりの会)」が主催する「若年性認知症のケア研修会」が、旭川ではじめて行われました。
その研修会では、若年性認知症に対する課題や問題、取り組みの実態、さらにご家族のお悩みなど、実践活動を通した貴重なお話がありました。私もデイサービス事業における若年性認知症と高齢者が混在する実状の中で支援の難しさ等をお話しさせていただきました。
この研修会をきっかけに若年性認知症デイサービス事業と家族の会発足にむけ具体的に活動を始めました。
「旭川ひまわりの会」事務局 石井千鶴子
若年性認知症家族会「旭川ひまわりの会」の活動
若年性認知症の人と家族の会「旭川ひまわりの会」では、偶数月の第三土曜日に家族会を開催しています。
若年性認知症(64歳以下)のご家族の方は、悩んでその一歩を踏み出せずに、かなり時間が経過してから相談に来られるが多くいらっしゃいます。その中には経済的な問題を抱えている方もおり、当会では家族的な雰囲気で先輩方の体験談やアドバイスを共有し、少しでもご家族の負担が軽減できるように努めております。
地域社会においても、若年性認知症の人や家族に対しての理解が不足しているのも現実です。だからこそ、皆さんと共に力を合わせながら小さなことから取り組んでいきたいと考えております。
平成27年10月17日に会則も成立し、当会の活動も積極的に取り組み、交流を深め合いながらしっかりと寄り添い、若年性認知症に関するより良い相談窓口を目指して運営しております。
会員の区分と会員資格・年会費
■家族会員(正会員)2,000円 (本人を抱える家族)
■賛助会員
A(医療・福祉関係者)2,000円 (本会の事業に賛同する医療・福祉関係者)
B(個人会員)2,000円 (本会の事業に賛同する個人)
C(団体会員)5,000円~(本会の事業に賛同する団体)
D(特別団体会員)10,000円~(本会の事業に賛同する特別団体)
E(準会員)1,000円 (学生その他役員会が認めた人)